受注から売上までに特化した業務効率化について

受注から売上までに特化した業務効率化について

2014年 7月号

様々な業務の中で受注業務と売上(納品)業務は重要な仕事であると思います。また、そこには営業マンや工場の社員、物流の社員など多くの部門の社員が関わります。そして、最近ではインターネットが関わるケースも非常に増えてきております。この受注という業務フローや売上(納品)という業務フローを上手に分析して、情報の効率化を進めると業務を飛躍的に向上させることができます。さらに、会社のストロングポイント(強み)を発見し伸ばし、他社には真似できない差別化を進めることができ、競争が優位になることが多くあります。

受注業務の多くはお客様を担当する営業部や営業マンが広告を出したり、見積書や提案書を作って受注活動をしているでしょう。また最近はインターネットからの受注も多くなってきていると思います。この受注の業務フローを解析して、現状の問題を解決することが大事です。受注データを一元管理して、そのデータを売上データまで利用できるように情報システム化を進めることができます。このことでお客様との接点で、顧客ニーズに対して満足度を上げたサービスの提供を可能にし、利益率向上にもつなげることができます。会社とお客様との接点は非常に重要であり、そこに情報システム化のアイデアを入れるだけで、顧客満足度は驚くほど向上させることができます。

受注した商品・サービスをしっかり納品して売上にしなければ会社は成り立ちません。ここには工場や制作部や物流関係の部門も関わるかもしれません。商品・サービスを納品するには外注パートナーへの発注業務や業者からの仕入業務をしなければなりません。売上には必ず原価が掛るはずです。外注・仕入だけでなくもちろん自社の社員の給料や経費も原価になるのかもしれません。この部分の業務フローをきちんと解析して、出てきた現状の問題をITを活用して解決してしまうことをお勧めします。この内部でのムダやロスを少なくして、納品・売上業務をより効率的に進めることができます。このことで自社の生産性を向上させることができますし、働く社員の負担を減らすことができます。働く社員の満足度を上げると同時に経営の採算性を向上させることにも繋がります。

受注業務においても納品・売上業務においても何より重要なことは現状の分析と問題点を見つけ出すことです。その一見困難で、解決の難しそうな問題をITという技術の力ですべて乗り越えてしまうのです。その道のりは想像以上に険しく、長く、辛い道のりかもしれませんが、一度それを乗り越え、正しい道を創ると企業の将来は大きく変わってくるのです。そのためにも、現状の問題を共に解決していくITパートナーが大きな役割を果たすようになってきております。そこで働く社員だけでは不可能なことを可能にするパートナーは必ず存在するはずです。ぜひ、ストロングポイント(強み)を活かした差別化と社員の働き甲斐と明るい未来の創造を考えてみてください。