WEBサイトの制作と広告効果について

WEBサイトの制作と広告効果について

2014年 10月号

多くの会社がWEBサイトを公開しており、その運用で利益を上げたいと考えていると思います。非常に効果を上げている場合となかなか結果が出せない場合と様々なケースを私たちも見る機会があります。サイト自体の完成度やデザイン性だけでは効果は計り知れないと思うことが多くあります。あまり論理的ではないように思いますが、簡単に言うとサイト運営者の熱意のようなものが一番大切だということに行き着くような気がします。サイトの効果が上がるか、上がらないかはWEB制作会社やWEBマーケティング会社の善し悪し以上に運営者の効果に対する努力の有る無しにほとんどの場合が依存しております。

サイトでの広告効果を上げている事例をあげてみます。まず、会社内サイト運営者やその体制がしっかりできております。小さな会社の場合は経営者が自ら先頭にたって効果に対する努力と責任を負っています。制作会社やマーケティング会社のせいにはせず、そのようなパートナーと良好な意見交換の場の提供や改善への投資を行っております。そして、ターゲットを明確にすることはもちろんのこと、ライバル会社の分析や戦略目標をしっかりと行っております。

もし、WEBで自社の製品やサービスを販売して売上を上げたいのであれば、サイト運営者(または経営者ご自身)が誰にも負けない販売努力をしなければなりません。それなしで自社のWEBサイトでモノを売れ。と指示を出しても結果など上がるはずが無いのです。また、自社のサイトで優秀な社員を採用したいのであれば、それも同様でサイト運営者(または経営者ご自身)が最高の採用活動の実力者にならなければなりません。また、WEBプロジェクトのメンバーやパートナー業者の使い分けや活用のしかたが上手いと結果が上がるようです。メンバーや業者にも得意分野があります。そこで、様々な対策を行う際に、それぞれの特徴を活かせるように作業依頼をすることが大切だと思われます。

サイトで結果が出ないことは、ある意味で良いことなのかもしれません。なぜならサイトで結果が出ないということは自社の方針ややり方、またはビジネスモデルや商品サービスそのものが良くない。ということの証拠になっているのです。サイトの結果自体が社会や市場からの評価そのものなのです。効果がないサイトの運営者は今のままでは社会のなかで効果のでない事業を行っているだけなのです。だから、だれも見ないサイトになったり、レスポンスの無い状態になっているのです。

つまりサイトの結果は経営の結果そのものと言っても良いかも知れないのです。サイトの結果を人任せにせず、目標と責任とそして実践実行を自社のリーダー自らが率先しなければなりません。逆にそれが足りないことが判明したら、そここそを改良改善しさえすればサイトの広告効果の結果はどんどん上がってくるのではないでしょうか?