インターネットで何をするのか?について

インターネットで何をするのか?について

2014年 12月号

サーバーや通信回線などインターネット環境のインフラが急速に進化した結果、今や誰もが手軽にインターネットを活用できるようになりました。その結果、インターネットの活用者が増加し、インターネット上には様々な情報があふれております。インターネットユーザーはこのようなあふれた情報の中から、巧みに自分の欲しい情報や有益な情報を探し出しています。つまり、多くは不要な情報と判断されて、インターネットユーザーの手元には届かない情報となっていることも事実なのです。

せっかく自社の事業の発展のためにインターネットを活用しているのにウェブでの利益や成果が出ないという問題はユーザーから不要な情報として判断されており、自分にとっては相手に届けたい情報にも関わらず相手にとっては届かない情報になっているのではないでしょうか?それを解決するにはいくつかの対応が必要ですが、最も基本的な考え方はその相手の立場に立っているか?ということです。 一つ目はウェブサイトの作り方です。アマチュアが趣味レベルで経費節減も兼ねて制作したサイトは作りが粗悪です。良いと思っているのは自分の方だけであり、相手にとってはただ不快なものに過ぎません。事業のためのウェブサイトであればその基準に則ったプロの作り方で、公開しなければいけません。

二つ目はウェブサイトのコンテンツです。今や写真や動画を情報として掲載しているサイトが増えましたが、その多くは不要な情報です。つまり自分が見せたい写真や動画であって、その内容や品質は粗悪です。個人のレベルでスマホを使って瞬時に撮った写真や動画を事業に利用するという考え方が多くのユーザーから非常識とか自分勝手と判断されています。すぐにそのようなコンテンツは削除した方が賢明でしょう。写真も動画もきちんとコンセプトなどを熟考して、プロが撮影したデータを情報として発信するべきです。三つ目は少し角度が変わりますが、作っただけで集客力が無いウェブサイトです。つまり、そのサイトをいくらユーザーに見てもらいたくても、集客や広告、マーケティングのような手法を施していないので、誰の目にも留まらないウェブサイトになってしまっており、有益な情報として認められない状態に陥ってしまっておいるケースも多くみられます。

インターネットを利用しなくても良い商品・サービスはビジネスで結果をだします。上記のようなことをすべて実行して問題解決したとしても、そもそも自社の商品・サービスが競争力のある優れたものでなければ、それはユーザーをだますという手段で無ければ売れないでしょう。商品・サービスの向上を全力で実行して、相手の常識に上手に適合したウェブサイトの制作・運営を行うことでウェブでの利益や成果は生まれやすくなるのではないでしょうか?