ITのセカンドオピニオンについて

ITのセカンドオピニオンについて

2015年 1月号

ITに関係する仕事の内容は専門的であるため、お客様からみると不明なことも多くあります。例えば、作業の内容やその金額についてです。「自分たちが抱えている問題や更なる改善のためにIT会社から提案された作業は本当に必要で、業務上もマッチしているのだろうか?」「なぜ、その提案なのだろうか?他の対策は無いのだろうか?」「本当に今すぐやらなければならないのだろうか?またその逆に、そんな先の対策で大丈夫なのだろうか?」また、「この金額は高すぎたり、安すぎたりしていないがろうか?」さらには「この会社にお願いして大丈夫だろうか?」など、様々な疑問が生まれることがあります。

私たちの会社でも、同業他社からの提案を「一度確認してください。」という依頼を受けるケースが多くあります。できれば、信頼できる会社と複数関係を作り、1社にすべてを依存することなく、アドバイスや意見をもらえるようにしておくと、不安要素を取り除くことができるでしょう。

私たちが受ける相談で、多いものは1つはWEBサイトの提案に関してです。どの会社も広告効果を大きな目的としているため、その点をアピールしての提案内容でしたが、なぜか契約がローンになっているという提案です。その提案の内容をよく精査して、再度見積金額をみると、全体では随分と高額な支払額になり、費用対効果を考えるとリスクが高く、ギャンブルのような内容になってしまう。というものです。

また、もう一つよくあるケースが通信回線やIT機器の変更や入れ替えの提案です。自社では専門知識が無いため、外注依存になっており、保守をしているという信頼を武器にして、提案するのです。メーカーのサポートが切れるなどを理由に入れ替えを提案するのですが、業務内容と比べると高価で過剰な内容になっている場合があります。もちろんプロとして、セキュリティなど最低限はクリアしなければならないのですが、業務をよく見ず、過剰提案になっていることがよくあります。ITに関係する仕事(特に広告的WEBサイト、通信や機器の入れ替え)についてはできればセカンドオピニオンを行い、検証することが大事なのかもしれません。