なぜ個人事業主や超零細企業に仕事を依頼してはいけないのか?について

なぜ個人事業主や超零細企業に仕事を依頼してはいけないのか?について

2015年 2月号

「会社にとって重要な経営情報を管理運用するITシステムをどのような会社に相談すればよいのだろうか?」または「ITシステムを自社の社員では構築することができないので外部に委託したいが、どのような会社に依頼すればよいのだろうか?」などと考える際に、個人事業主(フリーランスのエンジニア)や超零細企業(社員が3名以下の会社)にはできるだけ仕事を依頼することは避けるべきだと考えられております。それは一体なぜなのでしょうか?

個人事業主(フリーランスのエンジニア)や超零細企業(社員が3名以下の会社)に仕事を依頼するメリットは何が考えられるでしょうか?1点目は親身で相談しやすいということでしょう。もう1点は通常の会社形態を成しているIT会社に比べれば安いという点でしょう。しかし、その2点が後々お客様にとって大きな問題を引き起きしてしまうのです。

個人事業主(フリーランスのエンジニア)や超零細企業(社員が3名以下の会社)は経営が不安定です。実際IT会社というものはパソコン一つで大きな投資もせずに起業することができます。そのため、個人事業主(フリーランスのエンジニア)や超零細企業(社員が3名以下の会社)は資金自体が少ないので、資金繰りはそもそも余裕が無い状態になります。新規開拓のため、色々なお客様に「親身で相談しやすい」という提案をするため、その結果、それをすべての顧客に適応させることが困難になり、きめ細かいサービスが継続できなくなります。

さらに、個人事業主(フリーランスのエンジニア)や超零細企業(社員が3名以下の会社)は社会人としては未熟な若いエンジニアが始めることが多く、仕事に楽しさを追求するのですが、その一方で責任に対する意識は驚くほど低いものになります。そもそも、責任感や義務感の重圧からから逃れるために個人事業主(フリーランスのエンジニア)や超零細企業(社員が3名以下の会社)となっていることが多いのですから当然とも言えます。よくある問題の例が最後まできちんと仕事をせずに投げ出してしまうという問題です。また、セキュリティ管理がずさんで情報漏えいにつながるという問題もあります。とにかく、仕事の品質や納期、管理体制やトラブル対応などに関する誠実さは通常の会社形態を成しているIT会社に比べれば、比較にならないのは当然のことと言えるでしょう。仕事を依頼する際は相手が誠実さ重視しているかを見抜くことが大事になるのではないでしょうか?