WEB技術の様々な活用方法について

WEB技術の様々な活用方法について

2016年 6月号

一言でWEB技術と言ってもその技術の用途によって活用方法は幅広く展開されております。今回はその具体的な活用事例についていくつかご紹介します。最も一般的で身近な活用方法がWEBサイトではないでしょうか。企業は自社の広告宣伝や信用度の向上のためにWEBサイトを制作して運用を行っております。サイト閲覧には特に制限をかけず新鮮な情報発信のためにブログを活用したり、SEO対策などを行って広く多くの人にサイトへの訪問を促したりしています。

次に挙げるのが、ある目的のため特定の人や組織に制限をして情報の交換を行うWEBです。具体的にはECサイトやSNSがあります。会員やメンバーとしてそのWEBに特定の人が登録を行います。その登録を行うとショッピングができたり、情報交換・コミュニケーションができるようになったりするという活用方法です。最近はこのメンバー登録を行うWEBが増えております。

さらに企業では特定の業務のために特定の取引先とだけWEB技術で情報処理を行うことがあります。WEB技術を活用して、特定の複数の得意先から業務に必要な情報(データ)を早く正確に大量に受け取ります。そしてその結果、業務効率化に活かすことができます。具体的には取引先からの注文情報、予約情報の受け取りを行い、営業効率を上げることがでます。また、オーダーを受けた製造物や制作物に必要となる情報を受け取り、製造・制作効率を上げることができます。まさに、WEB技術の特徴をよく理解した企業がなせるわざです。

その他にもある制限された組織内で活用するWEBがあります。つまりイントラネットの活用です。これは業務ソフトでよく使われています。簡単なところでは組織内の勤務や業務の管理にはグループウェアが多く利用されております。または組織内の教育や業務マニュアルをイントラネット内で共有して社員教育や業務効率を上げている企業も多いです。または販売管理や顧客管理など事業の根幹を支える業務ソフトもこのWEB技術を活用することで情報の共有化と一元管理が可能となり経営戦略を飛躍的に実践することができます。医療業界での電子カルテや建設会社での工事台帳管理、様々な企業の経理ソフトはその多くがこのイントラネットでのWEB技術の活用で成り立っています。自社の業務でデータのやり取りをより正確により早くより大量にできれば改善できるということがあるならその時は一度WEB技術の活用を検討すると良いかもしれません。