ウェブサイト制作の注意点について

ウェブサイト制作の注意点について

2017年 4月号

企業にとって自社のウェブ戦略は経営上とても重要視されております。また、ウェブサイトのあり方や検索エンジンのルールも変化しています。ウェブサイトをどうするか?という表面的な検討ではなく、ウェブサイト作りそのものをいかにするべきか?という根本的な検討の方が効果的に成果を出すことに繋がるかもしれません。最近は多くの企業がそういったことに気づいているような気がします。それだけウェブサイトが重要視されているのでしょう。

まず、コンテンツについての意識が大きく変化しております。以前は会社案内などの資料や様々な営業データをまとめて、ウェブ制作会社に渡して作業を進依頼し途中で進捗を確認するという進め方をしている会社が多かったようです。しかし、ウェブサイトに掲載し発信するコンテンツはその細かい部分までも大切な要素であり、自社でしっかりした企画や準備作業をしている会社が多くなってきております。ウェブ技術の特徴に合わせて自社コンテンツをオリジナルで考えて準備することで差別化や強みの発揮をしているように思えます。

表現方法も変化しております。簡単に言うと単なる画像からイラスト(漫画)や動画(ムービー)に変化しております。ユーザーがスマホなどのモバイル端末からアクセスすることが急増している背景があり、それに伴い、最も適した方法、手法が次々に試されているような気がします。現在、動画コンテンツの威力は驚くべきものがあります。想像以上に多くの企業が動画を作成して自社のウェブ戦略に活用しています。そう考えるとかつて画像の際にカメラマンの技量が試されたように、今後は動画の際は映像制作スタッフの技量が益々試されるようになることでしょう。

ウェブサイトの制作でその作業の大部分を業者に依存しているのか、それとも自社でできるだけ基本設計やコンテンツ内容の企画をすることや、基本案の検討をしっかり行っていることがウェブの成果の分岐点になるようです。簡単な資料を出して後は製作会社に丸投げをして出てきたものに意見だけ言うという仕事の進め方では根本的な部分で競合他社に劣っているということになるのです。自社のサイトの勝利に責任を持った作業の進め方をする会社が必然的にウェブの世界で勝利を収めるのと言われているようです。自分の会社のウェブサイトなのですから、このことは当然のことなのかもしれません。