< 【コラム】IOLITE Report 2018年2月号 | 株式会社アイオライト
売上・利益とIT投資について

売上・利益とIT投資について

2018年 2月号

売上を上げたいから、または利益をより多くするために、IT投資を行ってITシステムを開発する、またはWEBサイトを作成してマーケティング戦略を実行する会社は数多く存在します。費用対効果(コストパフォーマンス)がとても気になり、数値的な評価基準になるだけにコストをかけず、できるだけ多くの売上や利益を求める事は当然です。その考えでIT投資をしなければならないと思います。ローリスクハイリターンを望む理由はその点からよく理解することができます。しかし、そのローリスクハイリターンはその前提条件によっては大きな失敗に繋がる事があるので、その点は注意に値します。

つまり、なぜローリスクなのかという問いに対する答えが大事です。その理由として、そもそもコストが無いから何かITで上手く行くことを期待して大きな効果を求めているという状態ですと、それは上手く行きません。そのことは予想以上に大きな問題なのでしっかり考えておかなければなりません。

IT投資をするのであればその資金のようなものをきちんと準備しなければなりません。まずはできる限りの方法を活用してその原資を生む利益を自力で作っておく必要があります。大事なことはその自力ということです。初めから他力つまりITシステムやIT会社に過剰な期待をしているケースがあるのですが、それはビジネスにおいて全くNGです。ITシステムやIT会社が勝手に売上や利益を伸ばしてくれるわけではありません。そのことはトラブル防止のために間違いなく理解しておく必要があります。

売上や利益を伸ばすための一つの手段としてITシステムやWEB戦略を検討することは何も間違っていません。むしろ合理的で良い方法です。問題はその準備として資金・戦略内容・人的リソースを自社自力で最大限の努力を既にしておかなければならないということなのです。きちんとした準備が整ってからスタートするIT活用はかなりの確率で成功に導かれます。ITシステムはその準備にきちんと応えてくれます。そう考えるとITシステムも一人一人の社員と同じようなものなのかもしれません。しっかり採用してしっかり育成した活躍する社員のように、しっかり準備してしっかり開発したITシステムは、きっとその会社のために効果的な活躍をしてくれるのではないでしょうか。